目的=現状維持 になったらどういう思考になり、どんな結果を引き起こすか
思考
- なぜ顧客の注文を受けるのか→注文を現状と変えないため
- なぜ製造するのか→いままでと同じように作り続けるため
- なぜ会議をするのか→これまで通り会議を進行するため
現状維持をすること自体が目的.
それぞれの行動に意味はなく、行動が同じである・変わらないことに意味を見出している.
結果
過程を維持したがる
第一段階として、結果でなく過程を現状維持したがりはじめる.
結果を維持しようとすると、過程をガンガン変える必要が出てくる.
そして過程を変えると結果は予想外に色々変わる (人間は不完全なので完全に予見できない).
そうすると「現状維持できてない!!!!!!」となり、目的不達成でその人はパージされる.
結果、目的を維持しがる人は死に、過程の現状維持を至高の目的とする人だけが残る.
過程を維持して緩やかに死ぬ
「過程を何も変えないこと」が理想となったら、もう何も変えられない.
過程に手を入れられないなら結果は為されるがままなので、過程が陳腐化して結果が腐っていく.
でも「過程の現状維持こそ理想」な人しかいないので、陳腐化してようが変えないのが正義.
結果は腐り続け、緩やかに死ぬ. おしまい.
どうしてこうなった
「現状維持が目的」なのは死ぬまで達成できている. つまり目的に対して合理的な行動が取れている.
ということは、そもそも目的がおかしい.
「結果を現状維持し続ける」が目的だったらこうはならない. 死ぬ気で過程に手を入れ、結果をなんとか維持して生き残るので.
現状維持するというメンタリティを目的に置いたのが間違い.
「生きる」が最終目的なのに、最終目的に必要な道具じゃなくて自分の主義主張を目的と置いたのが間違い.