たれぱんのびぼーろく

わたしの備忘録、生物学とプログラミングが多いかも

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

アジャイル宣言とMVPの違い

両方ともユーザー利用を超重視してる。MVPは更に「市場の意識」がある。 MVPは「客に買われる」をviableの指標とする。アジャイル宣言は「ユーザーの使用感」を適応の指標にしてる。 MVPは価値提案 (バリュープロポジション) のみの検証も適用範囲なので、プ…

ブログとNoteの違い: ユーザー目線

サイト志向 vs コンテンツ志向 という感覚がある。 サイト志向 「この場所は面白いものがたくさんある」というインターネット上の場所=サイト。 1つ1つのコンテンツに価値があるのは前提として「ここなら今後も良いものが手に入りそう」という信頼・ブランド…

コングロマリットの利点

資金調達 融資に強い。 投資と違って融資は体力を求められがち。 事業間シナジーが無いことはむしろ「一つのカゴに全ての卵を入れていない」というメリットにすらなる。 資本市場がより発達してくると投資による資金調達も当たり前になり、このメリットは相…

目標と計画の相互作用 - 無理な目標、現実的な計画

目標と計画は従属関係にあるのか。あるいは相互作用があるのか。 有限の能力 一人のヒトには限界がある。 近い時間スケールではそもそも達成不可能な場合もあるし、頭が足りず完璧な計画を立案できない場合もある。 不完全な計画と現実的な計画 目標が確定し…

私なりのマネジメント定義

「マネジメントは、対象の執行を偶然より上手く実行しようとする努力である」 手を動かせば生産活動はできる。水流に時計のパーツを投げ込めばたまに時計が組み上がる。でもランダムに手を動かしてる限り、偶然でしか製品は完成しない。 だから優れた生産者…

集中戦略の戦術: マルチセグメント

集中戦略を取る場合、1番シンプルな戦術は1サブセグメント戦術。 中華料理 ⊃ 麻婆豆腐、みたいな選び方。 別の戦術として、マルチサブセグメント戦術がある。 異なる要求を持つ複数サブセグメントに対して複数の側面をもった製品を提供することで、単一製品…

ネットワークコンピューティングと現実 - どこを分散化したい?

分散/ネットワークコンピューティングの思想は美しい。 各専門企業によって提供される優れた機能・サービスをネットワーク経由で繋ぎ合わせ、1つのシステムとして提供する。 では、現実の問題を解く際に「外部へ任せたい、任せるに値する」部品はどこなのか…

HTMLの派生: 生成と配信・表示の分離

HTMLに関する妄想を連ねる。 生成と配信・表示の分離 HTMLはマークアップ言語として発明されたため、テキスト形式である。 またHTMLにはタグ名の制約があり、標準タグにはidを振ろうと思えば振れる。 そしてDOMからわかるように、HTMLには木構造制約がある。…

TCPの欠点: 単一ストリーム

欠点 1コネクション内に1ストリームしかない。 引き起こされる問題 TCP HoLブロッキング。 1コネクションで複数ストリーム/ファイルの並列送信をしたいとき、擬似マルチストリームで実現できる。 ここで現れるのがTCP HoL。パケロス時にロスの無いストリーム…

プロトコルから考えるWebの限界

Webは日々その適用範囲を広げている。 そこに原理的限界はあるのか? プロトコルの側面からこれを探っていく。 限界①: ソケットが叩けない WebはfetchとXMLhttprequestを持っているが、どちらにせよHTTPの抽象化。 だからソケットが叩けない。 WebSocketやWe…

Internet Protocol の価値と将来性

役割 役割: ヘテロな network of network において、全ノードへの同一手法によるアクセスを実現 価値 前提: 進化しうるNoNはヘテロになる 単一ネットワーク内の通信プロトコルに発明の余地がある限り、プロトコルは変わりゆく。 全ネットワークが同時に新プ…

思い出と将来性 - 武器としてのレベル

想い出もポテンシャルも武器にはなる。 でも想い出には将来性が無い。 思い入れがあって手放したくないけど将来性が見えないなら、役割を果たしたのかも。 想い出とポテンシャル 想い出: 過去の事象と感情 ポテンシャル: これから活用可能な能力 どっちも力…

失敗のパターン: 曖昧な市場、複雑な仕様

全てへ対応するには仕様が複雑化する。 複雑な仕様は理解を阻む。 同じ市場にほぼ変わらない2つの仕様があったとき、理解しづらい方は採用されない。 原因は「妄想市場」。 妄想市場は、市場を理解せずに市場を理解したと思い込むパターン。市場のニーズを誤…