たれぱんのびぼーろく

わたしの備忘録、生物学とプログラミングが多いかも

キャピタルゲインを目的とする投資の難しさ

概要

売り買いによる差益 (キャピタルゲイン)を目的とする投資は難しい。
理由は以下の2つ.

  1. 買いタイミングの選定
  2. 売りタイミングの選定

インカムゲインとの比較

インカムゲインを目的とする投資は、極論すると値動きを無視できる。なぜなら、注目すべきは定期的に発生する配当 (分配金) だからだ。
値動きがあると配当利回りが変わっているように見えるが、いったん買ってしまえば 実質的な配当利回りの分母たる株価 (投資口価格) は固定値になる。ゆえに配当 (分配金) が全ての決定要因になる。
配当 (分配金) は騒いでも増えたり減ったりしないため、あとはひたすら握っているしかない。リバランスするという手はあるが。

つまり、キャピタルゲインを目的とする投資との決定的な違いは、売りタイミングの選定がないこと。
買いのタイミングは配当利回りに関わる (分母の大きさが決まる) ため、とても重要。まぁ、エントリーのタイミングが分かったら誰も苦労しないけど。

不確実性を下げてキャピタルゲインを得るには長期投資が必要だが、そうなってくるとインカムゲイン重視の投資とどちらが利回りが良いか、という問題になってくる。
そしてよい利回りを得るためには売りのタイミングを見極める必要がある。

キャピタルゲイン目的の投資を成功させるには

成功の定義: インカムゲインを目的とする投資よりうまくやる
J-REITの平均利回り (2018-02)が4.1%なので、目標利回りを年利5%とする
長期投資を考えたいので、20年を運用期間とする。
つまり、5%*20年 = +100%のリターンを20年以内に得ることが出来れば成功 (20年以内に成功したら切り上げ終了、なぜなら目標を達成したのに欲張って利確タイミングを逃すのは馬鹿らしいから)
さて過去データに基づいてどうなるか検証してみよう。

個別株は議論してもしょうがないので、ひとまず indexファンドで解析したいところ。

今のところの予想

株式の良い長期投資法は、割安な成長株をインカムゲイン期待 (増配期待) で持つことなのかなぁ。