メディア: 1つの意見を多数の他者へ伝達する媒介
メディアは増幅のために設計されており、インターネットもメディアの一種.
なのでインターネットに載せた意見はなんであれ増幅される.
嫌いなものが多い世界、生きたいですか?
是非なき増幅の原理
増幅機構の例: Twitterにおけるリプ、引用RT、おすすめツイート(インプレッション大ツイートのレコメンド)
これらには「これは悪だから拡散抑制されるべきでない」な感じの機能は含まれていない.
バズればなんでもバズる、そういう風に設計されている.
インターネット上に存在するほとんどのサービスはその手の制御機構を持たないので、インターネットに放った情報は事実上是非なく増幅される.
反対意見をネットに投げ込むと何が起きるか
嫌いなものが世の中に溢れる. インターネットは是非なく増幅するから.
炎上で嫌いなものが叩かれ、一時的にそれが消えてスッキリするかもしれない.
でも喧々諤々の議論がその後も続き、類似案件のボヤが大炎上に仕立て上げられ、嫌いなものがインターネット上に増える.
そして増えた嫌いなものを見て、あなたは先ほどと同じように反対意見を書き込む. 無限ループ.
では反対意見を表明せず沈黙せよと?
インターネットは是非なく増幅する.
だから、好きな世界観を増幅すればいい.
嫌いなものが流れてきたら、好きなものをその何倍も流せ.
好きなものを自分で作って放流しろ.
嫌いなものをシェアする人をリムれ.
自分が次のどちらか自覚するのが一番.
- 「嫌いなものにイライラする!ひとこと言わないとモヤモヤする!」
- 「好きなものだらけの世界に生きたい」
前者なら好きにすればいい、一時的にモヤモヤは晴れるだろうから.
後者なら、反対意見は間違ったアプローチ. 好きを増幅するのが正道.
ようは正義棒を振り回してスッキリしたいのか、世界を望む方向に変えたいのかの違い.