たれぱんのびぼーろく

わたしの備忘録、生物学とプログラミングが多いかも

太平洋戦争開戦の仕組み

以下が悪魔合体して開戦した

  • 倍プッシュ: 負けそうになったら掛金倍増で延長戦
  • 短期思考: 目の前の問題を解く
  • 分権政治: 互いの特権を取り引きして目標達成
  • 多忙: 資源不足で忙しい

分権構造なので複雑な目標を達成するには他の特権者と取引する必要がある。だから内部政治のコストが高くつく。
目の前の課題解決を優先して長期の青地図は重視しない。なので視野が狭くなりがち。
資源不足で多忙なため、見落としがちょいちょい発生する。

これにより、各アクターがそれぞれの意図で取引して目の前の課題に取り組むことになる。
このやり方は全体の行き先が思わぬものになりがちであり (=局所最適)、かつ多忙なのでそれを見落としがち。
そのためマズい 1-way door をちょこちょこ開けてしまう。

ここまではまだいい。挽回のために出直せばいいから。
しかし倍プッシュ精神と悪魔合体するとマズい。出直さず今の状態を維持しつつデカい目標を掲げてデカく取り返そうとする。デカい目標は青地図と無関係なので結局デカい目の前の目標を追うことになる。
でもまた同じ構図でマズい 1-way door を開き、破綻するまでエスカレーションし続ける。