たれぱんのびぼーろく

わたしの備忘録、生物学とプログラミングが多いかも

権利売買の形式と特徴

  • 財産権 (株式)
  • 利用権
  • 会員権

権利は対象が飛んだら無価値になる。それはそう。
財産権なら、財産をふっ飛ばした会社の株は紙屑.
利用権なら、利用価値が吹っ飛んだ施設の利用券は紙屑.
会員権なら、会員のメリットが吹っ飛んた会員証は紙屑.

実例1. 会員権 - VALU

個人発行の会員権とそれを売買する市場のセット.
会員への提供サービスは発行主に一任、義務等は明示されない.
2020春に売買市場の閉鎖, 権利証の処遇は発行主に一任.

VALUが吹っ飛んだが、みんなが当初からずっと指摘してきた通り、会員権の価値が吹き飛ぶリスクが顕在化した。
正確には会員証売買市場が飛ぶわけだが、途中解約不可の前払い会員証を買わされる形になるわけで、まぁそういうことである.

決してVALU ltd.が邪悪だったわけでも、設計が根本から的外れだったわけでもないと思う.
会員権ビジネスが1つ吹っ飛んだ、それだけ。
価値を生み続けてる会員権だってこの世にはあるし、スキャムな会員権もある.
学べそうなことといえば

  • 提供サービスの質が悪い会員証は廃れる
    • ババは誰かが引く
  • 1回払いかつ売買可能な永久会員証は難しさが色々ある
    • 提供サービスの財源

くらいだと思う.
同じような仕組みのゴルフ会員権はビジネスとして回っているわけで「VALUは上手くいかなかったんだね、お疲れ様」というところかと。
R.I.P. VALU