ソフトウェア産業は「不具合有りで出荷、後に修正」が許される文化がある。
なぜこれが許容可能になっているのか?
「後に修正」が現実的に可能かどうかが必要条件。
例えば車だったら、それはリコールに値する。
修正設計が完了した後、車の回収と改修と再送が必要なため、莫大なコストが掛かる。
驚くべきことに、ソフトウェア産業にこれらは必要ない。
現行バージョンは回収せず破棄、コピペで最新版を用意し、ネットワーク経由で再インストールするだけ。
昔はメディア配布等で改修版量産と再送のコストが掛かったのかもしれないが、現代では不要。
ゆえにソフトウェア産業では「後に修正」の適用コストを0で見積もれるため、必要条件を満たす。
実現可能でも「最初から完璧にしろ!」という文化が強ければ顧客に拒否される。
これはたぶん、みんなが慣れてるだけ。